早慶附属高校への道~我が家の場合~

2018年春、長男は早慶附属高校に入学しました。中学受験か高校受験か。日比谷高校か早慶附属高校か。親子でさまざまな思いがありました。次男は中高一貫校の高校生になりました。。思うままにつづっていきます。

都立自校作成校の合格率~その3~

8月15日(水)

終戦の日

8月は戦争関連の番組、記事、数多く目にします。
10代の息子二人を持つ今、それらを母親目線で見てしまいます。。。


さて。

都立高校について、もう少し。。


続きです。

自校作成高校一般入試の選抜は、
内申と学力検査の総合点できまります。
比率は、3対7。

そんなこと、みんな知ってます。。私ももちろんわかっておりました。

しかし、、。

私が長男の高校受験を通して強く感じたこと。
高校受験には、「内申ありき」の雰囲気が大いに漂っています。
学校も周りも、みんな内申、内申という。


都内私立高校の併願優遇、単願はとにかく内申点
推薦入試でも重要視されるのですから、当然と言えば当然なのですが。


まあ、ワセアカの先生だけは内申、内申とは言わなかったですね~。。「自力でとれよ~」(^^;。


そんな中、都立には、改革のおかげで自校作成校があり、それは素晴らしく、有難い制度だとは私は思っています。

全国には、公立高校入試を一つの共通問題だけで行っている自治体がまだ多くあります。
そのような公立トップ校に合格するためには、高い内申点が必要で、当日もミスをしない、満点をめざす勉強をするのです。


長男の場合は、自校作成校がなかったら、都立受験を最初からあきらめていたかもしれません。

共通問題の3教科では、低い内申点と理社をカバーできるだけの差をつけられなかった、と予想するからです。


あくまでも内申+学力検査の総合点勝負。
内申点は、そのうちの3割。

今年、実際に曰比谷高校を合格した知り合いは、低めの内申点、高い学力で合格していました。

逆に、ほぼオール5で、理社満点だと、3教科は50点台でも合格できる計算になります。

都立合格という目的を果たすための手段、戦略は、
生徒によって様々であることを、友人から入学後の話を聞いたりして、改めて知りました。


学校の3者面談で、「内申点が足りないからスタートラインにも立っていない」と言われた時、思わず「そうですね」と言ってしまいました。。

しかし、
(生徒たちは、日頃も先生からこんな風に言われているのだろうか、、)と思うと、
「う~ん。。なんだかなぁ。」。。


学校の指導には期待していなかったとはいえ
せめて、「内申点は足りていないが、学力検査で○点とれたら、合格可能圏になります」というような指導が欲しかったですね~。



長男は、最終的には自校作成校に合格できる学力が十分にあった、と推測はできましたが、
もっと早い時期にそれを把握し、ある程度の自信が持てたとしても、
我が家の場合は、曰比谷高校への出願はなかったと思います。


理由がありまして。


リスクの高い受験を私が避けたかったということ。

長男が都立受験するということは、早慶に全滅した、ということであり、
相当な精神的ダメージを受けた状態での入試となります。

そこでまた都立不合格となった場合、長男の受験プランでいくと、入試で勝ち取った「合格」がゼロとなってしまいます。
抑え校は事前確約済みですから。
それは心情的に避けたかったのです。。


肝心の長男が強く望んでいれば、それでもよかったのですよ。。
でも、長男には曰比谷への憧れ、こだわりがなく、(まあ、お母さんに任せるよ。)という雰囲気でしたから。。

本心は違うかもしれませんけどね。。



曰比谷高校は、公立高校としては別格の存在である、と、私は感じていました。
あらゆる面で。

最上位というのは、上限がないと思うのですよ。。
ここ数年、曰比谷高校のレベルは確実に上がっています。
なんとも恐ろしいことでした。


曰比谷出願後の受検辞退者の人数は、昨年度もかなり多かったようですが。。


こんな感じで、
本人は早慶を熱望してそれに向かって頑張っているにもかかわらず、私は最後まで、都立についてなんだかんだと考え、一人で悩んでおりました。。



本日はこの辺りで失礼致します。。

それぞれの受験があります。。

みなさまを陰ながら応援しています。