早慶附属高校への道~我が家の場合~

2018年春、長男は早慶附属高校に入学しました。中学受験か高校受験か。日比谷高校か早慶附属高校か。親子でさまざまな思いがありました。次男は中高一貫校の高校生になりました。。思うままにつづっていきます。

大学附属校という選択~その1~

7月4日(水)

昔のアメリカ映画で「7月4日に生まれて」というものがありました。
トム・クルーズ主演。
自伝が元になっているのですが、アメリカ独立記念日である7月4日に生まれた主人公が、ベトナム戦争の後遺症に苦しむお話です。

私は、映画公開よりずっと後になって、ビデオやテレビで見たのですが、個人的には学ぶことの多い作品でした。

子供たちにも、映画やテレビから、様々なことを吸収してほしい。
そう思っていましたが、長男が入塾してからの5年間は、金曜ロードショーをゆっくり家族で鑑賞する、という時間はあまりなかったです(*_*)


見たいテレビは、録画して見るようにしていました。

コマーシャルを飛ばせば、かなり時間短縮できますからね。


さて。
少し前の記事で、塾の先生との面談の末、「附属高校は早慶まで」と決めたことを、書きました。


そのことをどう長男に伝えたか。


「志望校は自分できめよう」
「どんな学校でも、お母さんは応援する」
と言ってきたのですから、

早慶ならいいけど、MARCHはダメ」などと、ダイレクトに言ってしまったら、長男は私を信用しなくなるでしょう。

相手はまだ14歳ですから、ここは私がうまく伝えなければ、と思いました。


そもそも、中3の1学期の時点で長男は早慶とMARCHの差について、「よくわからない」と言っておりました。

「何が違うの?そんなに差があるもの??」と。
トゲトゲしい口調で。


大学の情報など全くない公立中学ですし、両親も違いますから、漠然としたイメージしかなかったと思います。


「高校なんてどこだっていい」という発言もあったくらい、反発していた時期。
母親が下手なことをいっても、素直に受け止めなかったでしょう。



そして、、。私は、塾の先生と夫を利用しました(;_;)

母「〇〇先生と面談したよ。あなたの実力なら、MARCHは大学受験で合格できる。いまそこに決めてしまうのは、もったいない。早慶に限定することを勧めます、って言われたよ」

長男「ふ〜ん」

母「お母さんも、〇〇先生と同じように思っている。でも、もし、どうしても附属に行きたくて、MARCHも視野に入れたかったら、自分で調べて、よく考えて。そしてお父さんとお母さんに説明してほしい。その時はお母さんは味方になるよ」

長男「わかった」


附属という学校に、嫌悪感さえあった国立大出身の夫。
早慶ならばなんとか頷いても、MARCH附属は決して認めないでしょう。
そのことは長男にもわかっていました。


いいやり方ではなかったかもしれません。。


しかし、最初はわからなかった早慶とMARCHの難易度の差について、入試が近づくにつれ、本人が理解するようになりました。

それは後期の必勝コースでの先生からの情報、周りの生徒たちも雰囲気、過去問を通して見えてきました。

早慶附属の英語レベルは、MARCH大に近い」
「この問題は、いついつの青山学院大の問題」
「これができたらセンター試験6~7割とれる」

授業中での、大学受験を見通した先生の話は、中3男子にもすんなり響いたようです。


早慶をめざしてがんばるライバル達の存在。

そして過去問。
塾で何回かMARCHの過去問もやりました。
そのときに、MARCHと早慶の間に大きな壁があることがわかった、といいます。


こうやって最終的には、長男自身も、何の迷いもない状態で受験することができました。




これは我が家の長男のケースです。


それぞれの受験があると思います。

みなさまを陰ながら応援しています。。